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...... 2021年06月12日 の日記 ......
■ 《 20声部の合唱曲 》   [ NO. 2021061201-1 ] v

【 レクイエム 】

リゲティ,ジェルジ 〔ハンガリー〕
(1923.05.28〜2006.06.12) 83歳



20世紀後半を代表する作曲家のリゲティは、
銀行員の父と、眼科医の母のもとに生まれたユダヤ系
ハンガリー人でトランシルバニア地方で生まれた。

クルージ音楽院、ブダペスト音楽アカデミーで学び、
後に世界各地で教鞭をとった。

作曲家としても、豊かで人間味あふれる響きの
作品をのこし、15年前の6月12日にウィーンで
83年の生涯を閉じた。

スタンリー・キュービックが映画「2001年宇宙の旅」で
「レクイエム」「アトモスフェール」「ルクス・エテルナ」を
使用したことで、リゲティは有名になった。

1967年ードイツのボン市からベートーベン賞
1975年ーハンブルグ市からバッハ賞
1995年ー日本の世界文化賞
その他にも受賞や栄誉が多くある。

1963年から65年にかけて作曲した「レクイエム」は、
作詞:ミサ典礼文で、ソプラノ、メゾソプラノ、
混声合唱とオーケストラのために書かれた。

作曲者のリゲティは自作を次のように語っている。

「オーケストラは簡潔に楽器編成を行なっている。
それに対して合唱は、少なくとも100人の歌手で
構成されなければならない。
その他に、2人の独唱者(ソプラノ、メゾソプラノ)がいる。
また、キリエでは、5声の主声部(ソプラノ、メゾソプラノ、
アルト、テノール、バス)による大フーガである。
それぞれの声部が4声のカノンからなるので、
これは20声部の合唱曲ということになる。

        第1楽章 Introitus
        第2楽章 Kyrie
        第3楽章 De die judicii sequentia
        第4楽章 Lacrimosa



(ソプラノ)   カロリーネ・スタイン       
(メゾ・ソプラノ)マルタリーオ・フォン・ライゼン  
(混声合唱)   ロンドン・ヴォイシズ       
(管弦楽)    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)     ジョナサン・ノット        
               ♪ 私が聴いた音源 ♪





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