【 レクイエム 】
リゲティ,ジェルジ 〔ハンガリー〕 (1923.05.28〜2006.06.12) 83歳
20世紀後半を代表する作曲家のリゲティは、 銀行員の父と、眼科医の母のもとに生まれたユダヤ系 ハンガリー人でトランシルバニア地方で生まれた。
クルージ音楽院、ブダペスト音楽アカデミーで学び、 後に世界各地で教鞭をとった。
作曲家としても、豊かで人間味あふれる響きの 作品をのこし、15年前の6月12日にウィーンで 83年の生涯を閉じた。
スタンリー・キュービックが映画「2001年宇宙の旅」で 「レクイエム」「アトモスフェール」「ルクス・エテルナ」を 使用したことで、リゲティは有名になった。
1967年ードイツのボン市からベートーベン賞 1975年ーハンブルグ市からバッハ賞 1995年ー日本の世界文化賞 その他にも受賞や栄誉が多くある。
1963年から65年にかけて作曲した「レクイエム」は、 作詞:ミサ典礼文で、ソプラノ、メゾソプラノ、 混声合唱とオーケストラのために書かれた。
作曲者のリゲティは自作を次のように語っている。
「オーケストラは簡潔に楽器編成を行なっている。 それに対して合唱は、少なくとも100人の歌手で 構成されなければならない。 その他に、2人の独唱者(ソプラノ、メゾソプラノ)がいる。 また、キリエでは、5声の主声部(ソプラノ、メゾソプラノ、 アルト、テノール、バス)による大フーガである。 それぞれの声部が4声のカノンからなるので、 これは20声部の合唱曲ということになる。
第1楽章 Introitus 第2楽章 Kyrie 第3楽章 De die judicii sequentia 第4楽章 Lacrimosa
(ソプラノ) カロリーネ・スタイン (メゾ・ソプラノ)マルタリーオ・フォン・ライゼン (混声合唱) ロンドン・ヴォイシズ (管弦楽) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ジョナサン・ノット ♪ 私が聴いた音源 ♪
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