[PREV] [NEXT]
...... 2021年06月09日 の日記 ......
■ 《 シンフォニア・センプリーチェ 》   [ NO. 2021060901-1 ] sy

【 交響曲 第6番「素朴な交響曲」FS 116 】

ニールセン,カルル・アウグスト〔デンマーク〕
(1865.06.09〜1931.10.03) 66歳



グリーグ(ノルウェイ)以降における北欧の代表的
音楽家であるデンマークの作曲家ニールセンは、
シベリウス(フィンランド)と同じ1865年に、
デンマークのオーデンセ近郊で6月9日に生まれた。

父親は片田舎の音楽師で、 貧しいながらも
12人の子どもを、音楽を愛する家庭で育てた。

ニールセンも、歩兵連隊のトランペット奏者を
していたが、コペンハーゲン音楽院で学んでからは、
王立管弦楽団でヴァイオリン奏者をつとめた。
後に同団の楽長になり母校でも教えたが、
コペンハーゲンで66年の生涯を閉じた。

6曲ある交響曲は、27歳のときに1番を、
60歳で最後の6番を作曲した。

生誕60年記念の年に作曲された交響曲第6番
(シンフォニア・センプリーチェ)は、副題を
「素朴な交響曲」とつけられている。

ニールセンの交響曲には、警告を発するような
木管のシグナルや突然記憶によみがえるような
小太鼓の響きがあらわれるが、この6番でもそうである。

素朴なメロディやリズムを組み合わせることで、
当時のデンマークを評するパロディや、
スカンディナビア半島独特の自然を、
絶妙に表現した傑作である。

        第1楽章 Tempo giusto
        第2楽章 Humoreske: Allegretto
        第3楽章 Proposta serie: Adagio
        第4楽章 Tema con variazioni



(管弦楽)デンマーク王立管弦楽団
(指揮) パーヴォ・ベルグルンド
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: