[PREV] [NEXT]
...... 2021年05月23日 の日記 ......
■ 《 近代ピアノ奏法の父 》   [ NO. 2021052301-1 ] co

【 ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調“幻想的” 】

モシェレス,イグナーツ 〔チェコ〕
(1794.05.23〜1870.03.10) 76歳



作曲家、ピアニスト、教育者として活躍した
モシェレスは、227年前の5月23日にプラハで生まれ、
ライプツィヒで76年の生涯を閉じた。

プラハの音楽学校で学んだ後、ウィーンでサリエリから
作曲を学び、ベートーベンとも親交を結んでいた。
ベートーベンは24歳年上だが、彼が亡くなる
一週間前に書いた最後の手紙は、
33歳のモシェレスに宛てたものだった。

1832年に、ベートーベンの「荘厳ミサ曲」の
ロンドン初演の指揮をしている。

モシェレスは、後にベートーベンに関する
書物を出版している。

ドイツを中心にやヨーロッパ中で演奏会を開き、
1825年ごろからの20年間はロンドンに住み、
ピアニストとして活躍したが、
フィルハーモニー協会の指揮者もつとめた。

その後、弟子でもあったメンデルスゾーンの招きで
ライプツィヒに移り、ピアノの主任教授として
死ぬまでその地位にあった。

彼の教え子には、ノルウェーの作曲家のグリーグもいた。

近代ピアノ奏法の父とも言われ、多くのピアノ練習曲を
はじめ8つのピアノ協奏曲を残しているが、
他の楽器のための協奏曲も作曲している。

1933年に作曲した「ピアノ協奏曲 第6番」は
単一楽章的な形式が用いられ、古典の世界から
一歩踏み出す意欲が感じられる。
メロディは伝統的な味付けで、古典派からロマン派の
時代へと橋渡し役をつとめたモシュレスの
特徴があらわれている。

        第1楽章 Allegro con spirito
        第2楽章 Andante espressivo
        第3楽章 Allegro agitato - vivace



(ピアノ)リュウ・シャオミン             
(管弦楽)フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
(指揮) ニコス・アティナオス            
             ♪ 私が聴いた音源 ♪




...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: