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...... 2021年05月22日 の日記 ......
■ 《幽霊船の伝説》   [ NO. 2021052201-1 ] o

【 歌劇「さまよえるオランダ人」】

ワーグナー,リヒャルト 〔独〕
(1813.05.22〜1883.02.13) 69歳 心臓障害 



ワーグナーは、警察関係の書記をしていた父と
パン職匠の娘だった母との間の第9子として、
208年前の5月22日にライプチヒで生まれた。

生後6ヶ月のときに父は亡くなり、
母はかねてから親交のあった俳優と再婚した。
後にワーグナーの父親は、この継父ではないかとも
いわれたが、ワーグナー自身も分からなかった。

28歳のときに書いた「さまよえるオランダ人」は、
ワーグナーの歌劇作品中、「リエンチ」につづく
重要な作品である。
ハイネの幽霊船の中世伝説を小説化したものに
暗示を受け、さらにハウフの「幽霊船の物語」を参照し、
自身の独創によって歌劇台本を書き上げた。

26歳の夏に、ロンドンまでの船旅でワーグナー自身が
遭遇した暴風雨の印象が影響しているといわれる。

ワーグナーは、出来上がった作品を早くドイツの
劇場で上演したいと思ったが陰気過ぎて断られ、
2年後にドレスデンで初演されたものの歓迎されず、
ベルリンでも不成功だった。

認められたのは更にその2年後で、彼が世を去った
翌年には百回公演を記録した。

死ぬことを許されずに永久に海の上を
さまよわなければならなかった幽霊船の船長の
さまよえるオランダ人は、悪魔から7年に1度ずつ
上陸を許されていた。

しかし、ノルウェーの海岸でノルウェーの船長の娘
ゼンタと運命の出会いをする。
第3幕ー月夜の海岸の場での終曲で、
2人は神々しく天に昇っていく。



- 序曲 -

(管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団    
(指揮) ヴォルフガング・サヴァリッシュ
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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