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...... 2021年04月24日 の日記 ......
■ 《 戦争ソナタ 》   [ NO. 2021042401-1 ] s

【 ピアノ・ソナタ イ長調 第6番 Op. 82 】

プロコフィエフ,セルゲイ 〔ソヴィエト〕
(1891.04.23〜1953.03.05) 61歳 脳出血



有能なピアニストだったプロコフィエフは、
生涯に多くのピアノ作品を作曲していて
ピアノ・ソナタは、9曲の作品を残している。
(未完成、習作を除く)

     ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品1(1909年)
     ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 作品14(1912年)
     ピアノ・ソナタ 第3番 イ短調 作品28(1917年)
     ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調 作品29(1917年)
     ピアノ・ソナタ 第5番 ハ長調 作品38(1923年)
     ピアノ・ソナタ 第6番 イ長調 作品82(1940年)
     ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 作品83(1943年)
     ピアノ・ソナタ 第8番 変ロ長調 作品84(1944年)
     ピアノ・ソナタ 第9番 ハ長調 作品108(1947年)

     ピアノ・ソナタ 第10番 ホ短調 作品137(1953年、未完)

第1番は10代の作品で、習作の域をでないもの。
第2番、第3番、第4番は青年期の楽天的な
ダイナリズムとナイーブな感情的表現を合わせ持った
作風の特徴が端的にあらわれている。

第5番は過渡期のパリ時代の作品で、1952年に
手を加えられている。

第6番、第7番、第8番の3曲は、独ソ戦の
最中に次々と完成されたため、「戦争ソナタ」の
通称で呼ばれることがある。
生涯の中で最も充実した時期の作品となっている。

第9番は戦後の作品で、晩年の作風への
移行がみられる。

「ピアノ・ソナタ 第6番」は、3曲の戦争ソナタの中で、
唯一4楽章形式で書かれていて、規模の大きな
作品で、作曲の年の1月8日、モスクワで
プロコフィエフ自身のピアノにより、初演された。

        第1楽章 Allegro moderato
        第2楽章 Allegretto
        第3楽章 Tempo di valzer lentissimo
        第4楽章 Vivace


【 ピアノ・ソナタ 第7番 作品83 】 2015.04.25 に記載
【 ピアノ・ソナタ 第8番 作品84 】 2015.04.26 に記載





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