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...... 2021年03月21日 の日記 ......
■ 《 国民的歌劇 》   [ NO. 2021032101-1 ] o

【 歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」】

ムソルグスキー,モデスト・ペトロヴィチ〔露〕
(1839.3.21〜1881.3.28) 42歳 心臓病



ロシア国民学派の五人組(ボロディン、キュイ、
バラキレフ、リムスキー・コルサコフ)の中で、
もっともユニークな存在だったムソルグスキーは、
4人の男兄弟の末子として、古いロシアの
貴族の家系に生まれた。

当時のロシア貴族は、一応軍人になるのが常で、
彼も仕官学校で歴史・哲学・文学・宗教などについて、
教養を身につけた。
それと同時にピアノの演奏も上達し、
特に即興演奏が得意だった。

子どものころ、母親からピアノの手ほどきを受けたが
作曲理論を学ぶ以前から、自己流で作曲を
手掛けていて、後にロシア的で、個性的要素の強い
作品を多く作曲した。

彼は、22歳のときに強い神経病にかかっているが、
士官学校時代からの飲酒の習慣で健康を害し、
早逝の原因になったといわれている。
最期は、廃人のようになって140年前の3月28日に
ペテルブルグで42年の生涯を閉じた。

「ボリス・ゴドゥノフ」は完成した唯一の歌劇で、
第1稿は1871年に完成したが、その後改訂され、
初演されたのは、1874年のことだった。

17世紀初頭のロシアの内乱時代の、
民衆の力強い動きを歌い上げた、4幕からなる
国民的な歌劇である。

    《プロローグ 》

    第1場 モスクワに近いノヴォジェヴィーチ修道院の中庭
    第2場 モスクワのクレムリン広場

    《第1幕 》
    第1場 老僧ピーメンの部屋
    第2場 リトアニア国境の宿

    《第2幕 》 クレムリン宮殿の皇帝の居間

    《第3幕 》(ポーランドの場)
    第1場 マリーナの部屋
    第2場 噴水のある庭

    《第4幕 》
    第1場 クレムリン宮殿の広場(ボリスの死)
    第2場 モスクワ近郊のクロームイの森(革命の場)

       (第2稿のオリジナル初演版より) 



(バス)  ボリス・ゴドゥノフ     
        エフゲニー・ニキーチン 
(テノール)グレゴリー・偽ドミートリ  
        セルゲイ・セミシュクール
(テノール)シェイスキー公爵      
        エフゲニー・アキモフ  
(ソプラノ)クセーニャ         
        オクサーナ・クルプノワ 

(合唱) マリインスキー劇場合唱団 
(管弦楽)マリインスキー劇場管弦楽団
(指揮) ヴァレリー・ゲルギエフ  
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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