【 ハンガリー詩篇 】
コダーイ,ゾルターン 〔ハンガリー〕 (1882.12.12〜1967.03.06) 84歳
1歳年上のバルトークと共に、近代ハンガリー音楽を 築いたコダーイは、ケチュケメートで生まれたが、 父が鉄道官吏管だったため、一家は ハンガリー国内を転々と移り住んだ。
両親とも音楽好きで、父はヴァイオリンを 母はピアノを弾いたので、コダーイは幼い頃から ハイドンやモーツァルトの室内楽を耳にして育った。
コダーイの生涯は、作曲とマジャール(ハンガリー) 民謡の研究、その民謡に基ずく国民的な音楽教育の 3つの大きな分野に捧げられた。
1905年ごろから、コダーイはバルトークと共に 民謡採集の旅をしている。
晩年は、国際音楽教育(ISME)の会長としても 活躍し、 54年前の3月6日、ブダペストで 84年の生涯を閉じた。
ハンガリーの首都ブタペストは、ドナウ河をはさんで ブタとペストの二つの町が合一したものだが、 1923年に首都50年式典のために、ハンガリーの 中堅作曲者3名に新作を委嘱され、次の曲を作曲した。
ドホナーニ=「祝典序曲」 バルトーク=「舞踊組曲」 コダーイ=「ハンガリー詩篇」
3曲は、ブタペストで行なわれた11月19日の 式典の音楽会で、ドホナーニの指揮により 初演された。
「ハンガリー詩篇」のテキストの作者は、 十六世紀にコダーイの故郷ケチュケメートに 住んでいた無名の宗教詩人の ミハーイ・ヴェーグという僧で、聖書の 詩篇第55をもとにしたものである。
(テノール)エンドレ・ロスラー (合唱) ブダペスト合唱団 (管弦楽) ハンガリー国立管弦楽団 (指揮) ゾルタン・コダーイ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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