 【 セレナード 第1番 ニ長調 Op. 11 】
ブラームス,ヨハネス〔独〕 (1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓病

ブラームスは、管弦楽のためのセレナーデを 2曲作曲した。。
「セレナード 第1番」ニ長調 作品11 「セレナード 第2番」イ長調 作品16
この2曲は、ブラームスが20代の1857年から 1860年にかけて作られた。
そのころ、ブラームスはドイツの西方の リッペ・デートモルトの領主に仕えていて、 領主の妹のフリーデリケ公爵令嬢にピアノを教え、 合唱や管弦楽の指揮をしていた。
「セレナード 第1番」は最初3つの楽章からなる 室内楽編成で作られたが、翌年に2つの楽章を 追加して6楽章とし、管弦楽編成に編曲した。
この版での初演は、ハノーファー国王 ゲオルク五世の求めに応えて、1860年3月3日に 宮廷劇場のおいて、ヨアヒムの指揮で行なわれた。
ブラームスは同じ種類の2つの曲を、同時に または相続いて書く癖があった。 しかし、その2つの曲の性格は違っていた。
モーツァルトのディベルティメントの影響も みられるが、 ハイドンの精神と技巧で100年前に 作曲されたハイドンのニ長調の交響曲第1楽章と 関係があるともいわれ、ハイドン風に軽くて、 楽しく田園的にのびのびとして、 幸福感にあふれた作品である。
第1楽章 Allegro molto 第2楽章 Scherzo Allegro non troppo 第3楽章 Adagio non troppo 第4楽章 Menuetto 第5楽章 Scherzo Allegro 第6楽章 Rondo Allegro

(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) クラウディオ・アバド ♪ 私が聴いた音源 ♪
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