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...... 2021年03月02日 の日記 ......
■ 《 魂の告白 》   [ NO. 2021030201-1 ] ch

【 弦楽四重奏曲 第2番 ニ短調 】

スメタナ,ベドルジハ 〔チェコ〕
(1824.03.02〜1884.05.12) 60歳 精神錯乱



熱烈な民族主義者で、チェコの国民音楽の
基礎を築いたスメタナは、197年前の3月2日に
リトミシェルの城付のビール醸造人で、
音楽好きだった父と、領主の御者の娘だった
母との間の長男として生まれた。

早くから楽才をあらわして、6歳のときには
公開演奏会でピアノを弾き、8歳で作曲を試みている。
彼の作品は、民族的精神が深く根ざした歌劇と
交響詩が有名だが、スメタナ以後のドヴォルザーク、
その他のチェコ音楽に比べ、激しく攻撃的で
それが迫力となっている。

「弦楽四重奏曲第1番」を作曲したときに、
「この作品の目的は、いわば純粋に個人的なもので
ある。そのために意図して4つの楽器(ヴァイオリン2
ヴィオラ、チェロ、)のために書かれ、4つの楽器は
あたかも親しい友だちのように、私の心を深く動かす
事柄について、互いに語り合うのである」
と彼はのべている。

第2番が完成したのは、第1番を作曲してから
7年後で、世を去る前年のことだった。

第1番を作曲したときには、聴覚を失っていたし、
第2番を書いたころは、重い精神障害に
見舞われていて、伝統的な楽曲構成をとることは
できなくなっていた。

しかし、自由な形式で激しい表現衝動と悲愴で
真摯な内容の曲を作ることができた。
シェーンベルクは、この作品に啓発されたという。

        第1楽章 Allegro
        第2楽章 Allegro moderato
        第3楽章 Allegro non più moderato
        第4楽章 Presto- Allegro



(演奏)ターリヒ四重奏団
   ♪ 私が聴いた音源 ♪





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