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...... 2021年02月26日 の日記 ......
■ 《 悪魔のトリル 》   [ NO. 2021022601-1 ] ch

【 ヴァイオリン・ソナタ ト短調 】

タルティーニ,ジュゼッペ 〔伊〕
(1692.04.08〜1770.02.26) 77歳



バロック音楽の作曲家、ヴァイオリニスト、教育者、
理論家の タルティーニは、 イストニア半島の
ピランで生まれた。

パドヴァの大学では法律を学んだが、そこで
フェンシングの名手となっている。
その間も彼はバイオリンの技をみがき続けていた。
宮廷オーケストラの指揮者をつとめた後、
ヴァイオリン学校を創立し、教育者として活躍しながら
音楽理論の研究、作曲をし、演奏活動もした。

251年前の2月26日にイタリアのバドヴァで
77年の生涯を閉じた。

タルティーニがイタリア・バロック音楽の発展に
寄与した業績は大きい。

「ヴァイオリン・ソナタ ト短調」は、十九世紀末、
世紀のヨアヒム(1831-1907)が演奏会でとりあげ、
急速にポピュラーになり、タルティーニの最も優れた
ヴァイオリン・ソナタと認められるようになった曲である。

3楽章からなるこのソナタの冒頭楽章は、淡い哀愁を
帯びたト短調の瞑想的な主題ではじまる。
第1楽章は夢、第2楽章は悪魔の登場とも考えられる。
第3楽章に、有名な「悪魔のトリル」が現れる。

伝説として
タルティーニがある晩、夢の中で悪魔に魂を売って
レッスンを受けることになった。
そこで悪魔が聴かせてくれたトリルのパッセージは、
この世のものとは思えない美しさだった。
目が覚めたタルティーニは、それを思い出そうとしたが
叶わぬままに、とにもかくにも、覚めやらぬ感動から
ペンをとって書いたのが、この悪魔のトリルだと・・・

        第1楽章 Larghetto affettuoso
        第2楽章 Allegro Energico
        第3楽章 Grave - Allegro assai



(ヴァイオリン)フェリックス・アーヨ
(ピアノ)   エルアルド・ガンド 
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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