 【 オペラ「ルイーズ」】
シャルパンティエ,ギュスターヴ 〔仏〕 (1860.06.25〜1956.02.18) 95歳

シャルパンティエは、ナンシー北部のデューズで 銀行家の家に生まれ、65年前の2月18日に パリで95年の生涯を閉じた。
パリ音楽院でマスネーに作曲を学び、27歳のときに カンタータ「ディドン」でローマ大賞を受賞し、 3年間ローマに留学した。
最初に書いた作品は、サン=サーンから激賞を受けた 交響詩「ナポリ」だが、ローマ滞在中に「ナポリ」を 終曲とする5つの楽章を書いた。 『感傷的で、絵画的な交響曲』と副題がつけられた 交響詩「イタリアの印象」を完成させ名声を高めた。
帰国後に完成したのが、作曲者自身の台本による 4幕のオペラ「ルイーズ」だが、 彼は「音楽物語」と呼んでいる。
この作品は、主人公ルイーズと芸術家の恋人 ジュリアンとの恋物語だが、フランスにおける 最初のヴェリズモ(現実派)オペラと 見なされることがある。
「ルイーズ」は1900年2月2日にパリの オペラ・コミック座で二十世紀最初に上演された 新作オペラとなったが、 それが初演で大成功を博した。
音楽は明快な抒情性にあふれているが、 第3幕で歌われるアリア「私が身を委ねた日より」は、 特に有名である。

* 貴方に身を委ねた日から *
(ソプラノ)エカテリーナ・シウリーナ (管弦楽) カウナス市交響楽団 (指揮) コンスタンティン・オルベリアン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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