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...... 2021年02月17日 の日記 ......
■ 《 叙情的 》   [ NO. 2021021701-1 ] sy

【 交響曲第2番ハ短調 Op. 19 】

カバレフスキー,ドミトリー・ボリソヴィチ〔露〕
(1904.12.30〜1987.02.17 ) 83歳 



ピアノ奏者としても超一流だったカバレフスキーは、
ソ連の代表的作曲家でサンクトペテルブルグで生まれ、
モスクワ音楽院で学んだ。

チェルノブイリ原発事故が起きた翌年の
2月17日にモスクワで83年の生涯を閉じた。

軽妙洒脱な通俗的大衆性を身に付けた、
庶民的な音楽で知られ、歌劇、交響曲、
協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲、歌曲など、
あらゆる分野の作品を作曲している。

交響曲は4曲残している。

      第1番 嬰ハ短調 (1932年)
      第2番 ハ短調  (1934年)
      第3番 変ロ短調 「レクイエム」(1933年)
      第4番 嬰ハ短調 (1956年)

30歳のときに作曲した第2番は伝統形式の
尊重の上に立ち、師のミャスコフスキーを通して
チャイコフスキーにつながるものを持っている。

この年、ソ連共産党のショスタコーヴィチ批判が
行なわれ、モダニズムを否定して
社会主義リアリズムの方向が打ち出されたことが
影響しているともいわれる。

当時のソ連においては、初演その他について
詳しいことは分からない。

叙情的で流れるような旋律の美しさと、
軽妙なリズムが生かされた優しい作品である。

        第1楽章 Allegro quasi presto
        第2楽章 Andante non troppo
        第3楽章 Prestissimo scherzando



(管弦楽)北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) 大植英次              
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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