[PREV] [NEXT]
...... 2021年02月04日 の日記 ......
■ 《 ゲーテの短詩 》   [ NO. 2021020401-1 ] or

【 序曲「静かな海と楽しい航海」Op. 27 】

メンデルスゾーン,ヤーコブ・ルードヴィヒ・
              フェリックス 〔独〕
(1809.02.03〜1847.11.04) 38歳 クモ膜下出血



シェークスピアの戯曲を題材とした
「真夏の夜の夢」序曲を書いた2年後の
1828年に作曲した「静かな海と楽しい航海」は、
文豪ゲーテ(1749〜1832)が1787年に
シチリア島に旅行したときの思い出を描いた
二つの短詩に着想して書かれた。

静かな暗い海と、明るい活動的な海とを
対照的に扱った演奏会用序曲で、
浪漫的な美しさにみちている。

1835年にライプツィヒのゲヴァントハウス演奏会で
当時常任指揮者だったメンデルスゾーン自身の
指揮で初演された。

     * Adagio(静かな海)
     * Molt Allegro vivace-Allegro maestoso
       (楽しい航海路)



静かな海

深い静けさが水面を支配し
海はじっとして休息している
そして舟人は気づかわしそうに
あたりのたいらな水面を眺めている
どっちのほうからも風は吹いてこない
死のような恐ろしい静けさ
果て知れぬ遥かな方まで
一つの波もうごかない

楽しい航海

霧はあがって 空は明るい
エオルス(神風)は心がかりな紐を解くと
風はざわめき 舟人も働き出す
急げ 急げ
波は分かれ 遠方も近づき
もう陸地が見えてくる



(管弦楽)アカデミー室内管弦楽団
(指揮) ネヴィル・マリナー  
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: