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...... 2021年01月21日 の日記 ......
■ 《 メーデー 》   [ NO. 2021012101-1 ] sy

【 交響曲 第3番 変ホ長調 Op. 20 】

ショスタコーヴィチ,ディミトリー 〔ソビエト〕
(1906.09.25〜1975.08.09) 68歳 肺癌



二十世紀を代表する大作曲家のショスタコーヴィチは、
マーラー以降の最大の交響曲作曲家として、
ベートーベンやブラームス、マーラーらと並ぶ
交響曲の大家で、15曲の交響曲を書いている。

19歳のときに作曲した 交響曲第1番で、
一躍天才作曲家として認められその後、
わずかの間に世界中の演奏会場に広がり、
「ソビエトの生んだ最初の天才」
「現代のモーツァルト」といった賛辞につつまれた。

しかし、共産党機関紙から“ブルジョア的”と
名指しで批判され、いったん失脚したが、
社会主義リアリズム路線に忠実な古典的傑作の
「交響曲第5番」を作曲した後、カンバックした。 

    交響曲 第1番 ヘ短調 作品10  (1925年)
    交響曲 第2番 ロ長調 作品14「十月革命に捧ぐ」(1927年)
    交響曲 第3番 変ホ長調 作品20「メーデー」 (1929年)
    交響曲 第4番 ハ短調 作品43  (1936年)
    交響曲 第5番 ニ短調 作品47  (1937年)
    交響曲 第6番 ロ短調 作品54  (1939年)
    交響曲 第7番 ハ長調 作品60「レニングラード」(1941年)
    交響曲 第8番 ハ短調 作品65  (1943年)
    交響曲 第9番 変ホ長調 作品70 (1945年)
    交響曲 第10番 ホ短調 作品93  (1953年) 
    交響曲 第11番 ト短調 作品103 (1905年) 
    交響曲 第12番 ニ短調 作品112 (1017年) 
    交響曲 第13番 変ロ短調 作品113「バビ・ヤール」(1962年)
    交響曲 第14番 ト短調 作品135「死者の歌」(1969年)
    交響曲 第15番 イ短調 作品141 (1971年)
           
1929年に作曲した「交響曲第3番」は、
メーデーの祝祭的な雰囲気を表現していて、
労働歌など親しみ易い旋律を引用している。

ショスタコービッチの言葉として
「私は全世界のプロレタリアートが連帯する
この祝日の雰囲気を伝え、ソヴィエト連邦の
平和なる建設を表現せんとした。
闘争や熱意、それと『継続の精神』などが、
一つの赤い糸となってこの作品に表されている。」

単一楽章だが、4つの部分に分かれている。

作曲の翌年の1月21日にレニングラードの
ゴーリキー文化宮殿で初演された。

        第1楽章 Allegretto: 序奏
        第2楽章 Allegro
        第3楽章 Andante
        第4楽章 Allegro-Largo 
        第5楽章 Moderato: 合唱「最初のメーデーの日に」



(合唱) バイエルン放送合唱団 
(管弦楽)バイエルン放送管弦楽団
(指揮) マリス・ヤンソンス  
♪ 私が聴いた音源 ♪





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