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...... 2021年01月20日 の日記 ......
■ 《 ピアノ曲集 》   [ NO. 2021012001-1 ] s

【 いくつかの舞曲 Op. 26 】

ショーソン,エルネスト〔仏〕
(1855.01.20〜1899.06.10) 44歳 事故死



フランス近代の作曲家のショーソンは、166年前の
1月20日にパリで裕福な家庭に生まれた。
両親は虚弱であった息子の教育を、
一人の家庭教師にゆだねた。

芸術家や知識人との親交が深く、教養人だった
家庭教師から受けた影響は大きく、文学、絵画、
音楽といずれの分野にも才能を開花させた。

ショーソンは、はじめ法律を学んでいたが、
25歳のときに音楽の道に踏み込む決心をして、
パリ音楽院に入学した。
ここで、マスネーの作曲のクラスに入ったが、
この師との肌合いが合わなかったためか、
フランクに教えを仰ぐようになった。
フランクは音楽院ではオルガンの教授であって、
作曲のクラスは受け持ってなかったが、
その教室には彼の作風を慕う多くの
若い学生が絶えず出入りしていた。

彼はこうして、晩学ではあったが、フランクに
強く影響され、リリックな音楽を得意とする
ロマン主義の作曲家となっていった。

44年の短い生涯の間に、交響曲、管弦楽曲、室内楽、
歌曲、オペラなど、多岐にわたる分野で作曲した。
「たとえ1頁であっても、人の心にしみとおるものを
書かずには倒れたくないと、ただそれだけを
願っています・・」
という言葉を残しているが、フランスの最も
清純な、ロマン派的音楽を作り上げた
重要な作曲家と言われている。

4つの曲からなる「いくつかの舞曲」は、
組曲スタイルで書かれたピアノ曲で、
ドビュッシーが愛好したといわれる曲集である。

詩曲と同じ1896年に書かれた。

第1曲 献呈 (表情豊かな音楽)      
第2曲 サラバンド (優雅で気品を漂わせる)
第3曲 パヴァーヌ (憂いにみちた)    
第4曲 フォルレーヌ(生き生きとした紡ぎ歌)



(ピアノ) ジャン・ユボー
     ♪ 私が聴いた音源 ♪





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