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...... 2020年12月19日 の日記 ......
■ 《 録音曲 》   [ NO. 2020121901-1 ] e_co

【 ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op. 83 】

ブラームス,ヨハネス 〔独〕
(1833.05.07〜1897.04.03) 63歳 肝臓病

フリッツ・ライナー 〔洪〕
(1888.12.19〜1963.11.15) 75歳 心臓病



指揮者として活躍したライナーは、
132前の12月19日にブタペストで生まれた。
リスト音楽院で学び、1909年にビゼーの
「カルメン」で指揮者デビューした。
1914年にドレスデン国立歌劇場指揮者となり、
リヒャルト・シュトラウスと親交をもった。

1922年に渡米して、主要な楽団の指揮者として
活躍したが、1953年にシカゴ交響楽団の
音楽監督となり、亡くなるまでの10年間、
同楽団の黄金時代を築いた。

ライナーは、レパートリーが広く、録音も多く
残しているが、その中には1958年に
エミール・ギレリスのピアノによる、
ブラームスの「ピアノ協奏曲 第2番」もある。

ブラームスは2曲の協奏曲を残しているが、
25歳のときに作曲した第1番を書いてから
20年以上も経って第2番のピアノ協奏曲を完成させた。

円熟した境地に入り、管弦楽の扱いにも熟達ぶりを
みせ、野心的な作品となっている。
この協奏曲は、当時としては珍しく4楽章を
とっていて、ブラームス独特の落ち着いた重厚さを
もっているが、また明るい朗らかさもある。

ブラームスは、1878年春にイタリア旅行をしたが、
その折に大変感激し、イタリアの印象を
音楽化しようとし、旅行の直後にこの曲のスケッチに
取りかかっている。

さらに1881年3月、再度のイタリア訪問で
以前の構想をよみがえらせ、帰国後から
書き始め、夏には完成させた。

明るく色彩感豊かな旋律は2回にわたる
イタリア旅行の印象が反映している。
管弦楽と溶け合う独奏ピアノと共に、
冒頭のホルン、第3楽章のチェロが奏でる
旋律も印象的な作品である。

その年の11月9日にブダペストで、
ブラームスをピアノ独奏者として初演された。

       第1楽章 Allegro ma non troppo
       第2楽章 Allegro appassionata
       第3楽章 Andante
       第4楽章 Allegro grazioso



(ピアノ) スティーヴン・コヴァセヴィチ   
(管弦楽) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)  ウォルフガング・サヴァリッシュ  
           ♪ 私が聴いた音源 ♪





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