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...... 2020年11月30日 の日記 ......
■ 《 超絶技巧ピアニスト 》   [ NO. 2020113001-1 ] e_co

【 室内協奏曲 第1番 イ短調 Op. 10 】

アルカン,シャルル・ヴァランタン 〔仏〕
(1813.11.30〜1888.03.29) 74歳



ロマン派のアルカンは、207年前の11月30日に
パリのユダヤ系の家に生まれた。
父も兄弟も音楽家で、皆がアルカンと名乗った。

幼いころから才能をあらわし、ピアノ演奏会の
輝かしい星として社交界でも有名になった。

パリ音楽院の院長のケルビーニもアルカンの
ピアノのテクニックを並外れたものと高く評価した。
20歳のときにパリに居を構え、コンサートピアニスト
兼ピアノ教師として活躍をした。

彼の周りには、サロンを通して知り合ったショパンや
ジョルッジュ・サンド、リストらがいて、親交を結んだ。
しかし、5年後の1838年に公衆の面前から
姿を消してしまった。

人付き合いが苦手で、もっている才能に比べて
音楽の活躍の場は少なく、作品も一部を除いて
忘れ去られていたが、20世紀も後半になってから
様々なピアニストにより、再び取り上げられ
ショパンやリストのように、アルカンが選れた
作曲家であることが広く知られることとなった。

彼の作品が再評価されるようになったのは、
1970年代末に入ってからで、
演奏や録音の機会が多くなった。

アルカンの最期は謎めいていて、
宗教書の研究中に書棚が崩れ、下敷きになったとも、
台所で調理中に倒れたともいわれている。

「室内協奏曲 第1番」は19歳の1832年に
初演された作品で、曲は3つの部分にわかれ、
ショパンやメンデルスゾーンのような雰囲気とともに、
アルカンの特徴である力強さや華やかさが感じられる。

         第1楽章 Allegro moderato
         第2楽章 Adagio
         第3楽章 Rondo:Allegro



      (ピアノ) マルク=アンドレ・アムラン
      (管弦楽) BBCスコットランド交響楽団
      (指揮)  マーティン・ブラビンズ
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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