【 ピアノ協奏曲 Op. 13 】
ブリテン,エドワード・ベンジャミン〔英〕 (1913.11.22〜1976.12.04) 63歳
現代イギリスの代表的作曲家、指揮者のブリテンは、 107年前の11月22日に歯科医の父と、ソプラノ歌手の 母との間に、サフォーク州のローストフトで生まれた。
音楽の才能は母親から受け継いだが幼時から 楽才を示し、9歳で最初の弦楽四重奏曲を書いている。
ロンドンの王立音楽院を卒業後は、生活のために 記録映画の音楽を担当したり、多方面に活躍した。 しかし、彼は反軍国主義、反戦主義を貫き、 1939年にヨーロッパの不穏な 国際情勢をさけてアメリカに渡った。 1942年には第二次世界大戦下のイギリスに戻り、 盛んな作曲活動を行った。
彼の作風は、技法的には保守的であるが、色彩的な 管弦楽法と表出力に感覚的な鋭さを見せている。
彼は兵役を拒否したり、テノール歌手の ピーター・ピアーズとの同性愛を生涯貫いたりして、 常に社会と摩擦を起こし、反抗の姿勢を弱めなかった。
ピアニストでもあったブリテンが、1938年に作曲した 「ピアノ協奏曲 作品13 」は「ピアノ協奏曲 第1番」 としてブリテン自身のピアノで初演されたが、 第2番は作曲しなかったので、番号は削除された。
4楽章からなるが、第3楽章と第4楽章は 続けて演奏される。
第1楽章 Toccata: Allegro molto e con brio 第2楽章 Waltz : Allegretto 第3楽章 Impromptu: Andante lento 第4楽章 March: Allegro moderato - Sempre a la marcia
(ピアノ) レイフ・オヴァ・アンスネス (管弦楽) バーミンガム市交響楽団 (指揮) パーヴォ・ヤルヴィ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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