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...... 2020年11月16日 の日記 ......
■ 《 バレエ音楽から 》   [ NO. 2020111601-1 ] e_or

【 組曲「いとも気高き幻想」】

ヒンデミット,パウル 〔独〕
(1895.11.16〜1963.12.28) 68歳



現代ドイツの代表的作曲家であるヒンデミットは、
第1回オリンピックが開かれた前年の
1895年11月16日にフランクフルト近郊の
ハーナウで生まれた。

少年時代は満足な教育を受けなかったが、
13歳ですでにバイオリンの名手といわれるほどになり、
ダンス・バンドなどで自活していて、
後に高等音楽学校で教育を受けた。

彼の音楽の特徴である「常に演奏の楽しみ」
ということを忘れないのは、演奏家としての
経歴と密接に関係している。

非常に多作家な作曲家であったが、指揮者としても
活躍し、教育者・指導者として多くの著作もある。

1934年以降、ナチス政府から弾圧を受け、
トルコ政府に招かれてアンカラで音楽教育に
打ち込むが、やがてスイスに一時移った後、
アメリカに移住した。

第二次世界大戦の後は、ヨーロッパに戻り大学で
教えたが、晩年はスイスに住み、マイン河畔の
フランクフルトで68年の生涯を閉じた。

1938年に小さな編成の11曲からなる
バレエ音楽「いとも気高き幻想」を作曲したが、
その年に、その中から5曲を選び、管弦楽を
増強して同名の組曲を作った。

初演は、その年にヴェニスで行なわれた。

    第1楽章 導入部とロンド
         (第8曲ー冥想曲 第10曲ー清貧の結婚式)
    第2楽章 行進曲と牧歌
         (第4曲ー行進曲 第5曲ー三人の婦人の出現)
    第3楽章 パッサカリア
         (終曲ー創造への最初の讃歌)



(管弦楽)サンフランシスコ交響楽団  
(指揮) ヘルベルト・プロムシュテット
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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