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...... 2020年11月11日 の日記 ......
■ 《 第1作目の交響詩 》   [ NO. 2020111101-1 ] e_or

【 交響詩「ドン・ファン」Op. 20 】

リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク 〔独〕
(1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病



リヒャルト・シュトラウスは、ブラームスに才能を
認められ、後にベルリオーズやリスト、ワーグナーの
音楽を研究し、標題的傾向のある作品に興味を
示すようになり、交響詩の世界に足を踏み入れた。

ドイツの詩人レーナウの「劇的な詩」と題する、
「ドン・ファン」の詩に基づいて作られた
同名の交響詩「ドン・ファン」は、彼が発表した
交響詩の第1作である。

実際は交響詩「マクベス」を書き上げてから
作曲されたものだが、「ドン・ファン」の後に
手を加えたため「マクベス」の初演は1年後になった。

ドン・ファンは理想の女性を永遠に追い求め、
多くの女性を手がけたが、結局失望で
倒れてしまうという情熱的な男で、モーツァルトが
1787年に書いた歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の
主人公でもある。

いろいろな性格をそなえている主人公を、優れた
音楽的技法をもって、交響詩の形で表現している。
彼は8曲の交響詩を作曲しているが、中でも
「ドン・ファン」は演奏会で取上げられることが多い。

1888年に完成したが、初演されたのは翌年の
11月11日、ワイマールの宮廷で作曲者自身の
指揮により行なわれた。



(管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮) ロリン・マゼール         
         ♪ 私が聴いた音源 ♪





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