【 行進曲「威風堂々」 Op. 39 - 第1番 ニ長調 】
エルガー,エドワード 〔英〕 (1857.06.02〜1934.02.23) 76歳
エルガーの父親は、教会のオルガニストだった。 最初、父の意志で法律家になろうとしたが、 自分の天職は音楽だと感じ、ピアニスト兼 指揮者として足を踏み入れた。
エルガーの5曲の軍隊行進曲の総称が 「威風堂々たる陣容」だが、今日演奏されるのは 第1番で、「威風堂々」といえばこの曲である。
作曲されたのは1901年で、 その年の10月19日に初演された。
翌年のイギリスのエドワード7世の戴冠式に際し、 アルト独唱、合唱をもって戴冠式頌歌に いることを命ぜられ、この旋律が「希望と光栄の国」の ために用いられた。
民謡的な美しさを持ちつつ、華麗でかつ 堂々たる行進曲は人々に喜ばれた。
曲題の「威風堂々」は、シェイクスピアの 「オテロ」中の「栄光への別れ」の場のセリフから 引用されたものである。
イギリス音楽の再生に対して、彼が誰よりも 多くを寄与したことで1904年には騎士に 列せられ、1931年に、ジョージ五世から 准男爵の位を授けられた。
(管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団 (指揮) ジョゼッペ・シノーポリ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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