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...... 2020年10月20日 の日記 ......
■ 《 ユダヤ教の素材 》   [ NO. 2020102001-1 ] e_ch

【 ヘブライの奇想曲 Op. 24 】

アレクサンドル・クレイン〔露〕
(1883.10.20〜1951. ? ) 68歳



ユダヤ系ロシア人作曲家のアレクサンドルは、
137年前の10月20日に生まれた。
父親はリトアニア出身のフィドル弾きで、当時人気の
「クレズマー」(ユダヤ系の民謡をルーツに持つ音楽)の
代表的奏者だった。

ユダヤ教とキリスト教双方に深い理解を持ち、
エストニア語、ラトヴィア語、ドイツ語、ロシア語を
自在に話すことができた精力的な人物で、
アレクサンドルは父を非常に尊敬し、
厳しい音楽修行にも耐えた。

14歳でモスクワ音楽院に入学、すぐさま作品を
発表し、時代に沿った作風を身につけたため
1920年代はロシアにおけるユダヤ教派の
指導者として活躍し、ソ連作曲家同盟の設立後には
官職につくなど、ある程度の成功を収めた。

1917年に作曲した、ヴァイオリンとピアノのための
「ヘブライの奇想曲」は、ユダヤ教の素材を上手く使い、
力強さと憂鬱を併せ持つ濃厚な音で溢れている。



(ヴァイオリン)ノア・ベンディックス=バングリー
(ピアノ)   ロドリーゴ・オヘダ       
            ♪ 私が聴いた音源 ♪
   




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