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...... 2020年10月18日 の日記 ......
■ 《 宗教曲 》   [ NO. 2020101801-1 ] v

【 アヴェ・マリア 】

グノー,シャルル〔仏〕
(1818.06.17〜1893.10.18) 75歳



グノーの祖先はルイ十六世に仕えた名門の出身で、
父は有名な画家、母はピアノをよくした芸術的環境に
育ち、幼少のころからから母に音楽を教わった。

パリ音楽院に入学して3年後の1839年に、
カンタータ「フェルナンド」でローマ大賞を獲得し、
すぐにイタリアに留学した。
その帰途ドイツ、オーストリアを訪ね、シューマンの
作品を知り心をひかれたが、またメンデルスゾーンの
演奏するバッハのオルガン曲にも魅入らされた。

その後神学の研究に没頭し、ミサ曲や
レクイエムなどの宗教音楽を作曲した。
32歳のときに最初の歌劇「サフォー」を書き、
オペラ作曲家としての第一歩を踏み出した。

1880年にはフランスで最高位の
レジオン・ドヌール勲章を授与されたが、
晩年の10年間は静かな生活を愛し、
いくつかの宗教曲を作曲し、127年前の
10月18日に、生地のパリで75年の生涯を閉じた。

バッハを敬愛していたグノーは、バッハの
「平均率クラヴィーア曲集」第1巻・第1番の
「前奏曲ハ長調」をそのまま移調して伴奏部に用い、
それに合わせて旋律を作ったのが
「アヴェ・マリア」である。



めでたし、聖寵みてるマリア
主、なんじとともにまします
なんじは女の中にて祝せられる
またご胎の御子イエズスも祝せられ給う
天主の御母聖マリア、罪人なるわれらのために
いまも臨終のときも祈りたまえ アーメン

(カトリック教会のアヴェ・マリア祈祷文)



(ソプラノ)イングリット・ケルテシ
(演奏)  カメラータ・ブダペスト
(指揮)  ラースロー・コヴァーチ
       ♪ 私が聴いた音源 ♪




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