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...... 2020年10月16日 の日記 ......
■ 《 名テノール歌手 》   [ NO. 2020101601-1 ] e_o

【 歌劇「アイーダ 】

ヴェルディ,ジョゼッペ
  フォルトゥニオ・フランチェスコ 〔伊〕
(1813.10.10〜1901.01.27) 87歳 心臓病 

デル=モナコ,マリオ  〔伊〕
(1915.07.27〜1982.10.16) 67歳    



イタリアの名テノール歌手のデル=モナコは、
フィレンツェで生れた。
ペーザロ音楽院で学び、22歳からローマ歌劇場で
研鑽を積み、26歳で初舞台を踏んだ。
その後は、スカラ座、メポロポリタン歌劇場、
ベルギー王立歌劇場などでオペラ歌手として活躍した。

38年前の10月16日に心臓発作のため、
67年の生涯を閉じた。

彼が活躍したころは、LPレコード録音の発展期で、
多くの録音を残している。

初来日をしたのは、1959年のNHK主催の
「第2回イタリアオペラ公演」のときだったが、
その後の1961年の第3回公演、1969年の
リサイタルにも来日している。
飛行機が嫌いで、いつも船での来日だった。

第3回公演では歌劇「アイーダ」のラダメスを演じた。
私の名曲解説全集に、テレビで観て感激したメモが
残っていて懐かしい。

1869年のスエズ運河の開通を機として、
エジプト国王がカイロに『イタリア劇場』という
大歌劇場を建て、その開場式に上演する歌劇の
新作をヴェルディに依頼されて作ったのが、
4幕7場の歌劇「アイーダ」で、現在も
世界中で上演されている。

荘重華麗な音楽、絢爛豪華なスペクタクルの場面、
異国趣味に富み、劇中には有名な
「凱旋の大行進曲」や真情溢れる心打つ歌、
旋律美に富む名歌など有名な曲が多く、
あらゆる点から最も高級な、万人向きの
名歌劇としての条件を備えている。

古代エジプトとエチオピア両国の争いを背景に
エジプトの王女アムネリスが恋する武将ラダメスと
敵国エチオピアの王女アイーダの相愛、
その三角関係に戦争を絡ませた悲劇で、日本では
大正8年に東京帝国劇場でロシア歌劇団により
上演されたが、日本人による正式な上演は
昭和16年に東京歌舞伎座で藤原義江歌劇団
第12回公演として行なわれた。

アイーダ(S)  エチオピア王アモナスロの娘
アムネリス(MS)エジプトの王女      
ラダメス(T ) エジプトの若い将軍    
アモナスロ(Br) エチオピア王       

   前奏曲
   第1幕
    第1場 エジプト古代の首都メンフィスの王宮の広間
    第2場 首都メンフィスにある戦いの神の神前
   第2幕
    第1場 テーベの宮殿内アムネリスの居間
    第2場 テーベの大路にしつらえた凱旋式場
   第3幕  椰子の茂るナイル河の岸
   第4幕
    第1場 宮殿内の廊下
    第2場 戦いの神の神殿とその床下の土牢



第2幕 凱旋行進曲

       (管弦楽)ウィーン交響楽団
       (指揮) ヘルベルト・フォン・カラヤン
              ♪ 私が聴いた音源 ♪





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