【 歌劇「魔笛」 K.620 序曲 】
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
モーツァルトの最後の年に完成した「魔笛」 (序曲と2幕21曲)は、ジングシュピール (音楽を台詞でつなぐ歌芝居)で、 創作活動を締めくくる傑作である。
シカネーダーの一座のために書かれた「魔笛」は、 台本を興行主・俳優・歌手のシカネーダーが書いた。
9月28日に完成し9月30日にヴィーデン劇場で 初演された。 モーツァルトがピアノを弾きながら指揮をし、 ジェスマイヤーが譜めくりをした。
当時モーツァルトが加盟していたフリーメーソン 秘密結社の博愛思想が織り込まれ、 モーツァルトは、その倫理的な思想を、音楽的に 表現するのに見事に成功している。 シカネーダーもフリーメーソンの会員だった・
序曲の初めにも、フリーメーソンの信条を 暗示しているかのような象徴的音型が奏される。
登場人物
1 神官ザラストロ(B) 2 夜の女王(S) 3 王子タミーノ(T) 4 夜の女王の娘パミーノ(S) 5 鳥刺しパパゲーノ 6 老女/パパゲーナ(S) 7 夜の女王の3人の侍女(S.S.S.) 8 3人の童子(S)(S.S.S.) 9 弁者(B) 10 3人の神官(T.B.Sp) 11 2人の武者(T.B) 12 奴隷頭の黒人モノスタトス(T)
3人1組の役が多いのは、フリーメーソンの 象徴的数字だといわれる。 Spは語り
- 序曲 -
(管弦楽)チューリッヒ歌劇場管弦楽団 (指揮) ニコラウス・アーノンクール ♪ 私が聴いた音源 ♪
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