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...... 2020年09月29日 の日記 ......
■ 《 若手作曲家の育成 》   [ NO. 2020092901-1 ] s

【 無伴奏チェロ組曲 作品76 】

チェレプニン,アレクサンドル・ニコラエヴィチ 〔露〕
(1899.01.20〜1977.09.29 ) 78歳



アレクサンドル・チェレプニンは、指揮者、
作曲家として活躍したニコライ・チェレプニンを父に
サンクト・ペテルブルグで生まれた。

父から音楽を教わり、18歳でサンクト・ペテルブルグ
音楽院に入学した。
ロシア革命後、1918年にグルジアのトビリシに移り
一家はパリに亡命し、パリ音楽院で作曲を学んだ。

ピアニストとしても優れ世界各地で演奏したが、
世界ツアーの途中立ち寄った上海に留まり、
中国や日本で教育や演奏活動を行った。

1934年から36年にかけて3度にわたり来日した折に、
「チェレプニン賞」を設け、日本の若い作曲家たちを
見い出し、欧米での演奏の機会を作るなど、
大きな影響を与えた。

1958年にアメリカの市民権を得て、アメリカと
フランスを往復して音楽活動をした 。
43年前の9月29日にパリで78年の生涯を閉じた。

チェレプニンの母はピアニストだったが、
中国人の妻ミン・リーシェンもピアニストで
三男のイワンは作曲家、シンセサイザーの
開発者である。

彼の作風は、フランス的要素とロシア、中央アジア、
中国、日本などの要素を融合したものである、

「無伴奏チェロ組曲」は、チェレプニンがアジアから
パリに戻った後の1946年に作曲された。
フランス印象主義の上に、5音音階など、アジアの
音楽的要素が加えられた作品で、
短い4つの曲で構成されている。

             I. Quasi cadenza
            II. Tempo risoluto
            III. Largo
            IV. Vivace



(チェロ) ヨーヨー・マ
♪ 私が聴いた音源 ♪





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