【 歌劇「トリスタンとイゾルデ」】
ワーグナー,リヒャルト 〔独〕 (1813.05.22〜1883.02.13) 69歳 心臓発作
ラムルー,シャルル〔仏〕 (1834.09.28〜1899.12.21) 65歳
十九世紀後半のフランスを代表的する指揮者であり ヴァイオリン奏者としても活躍したラムルーは、 186年前の9月28日にボルドーで生まれた。
1881年にコンセール・ラムルー(ラムルー管弦楽団)を 創設し、指揮者として活躍した。
フランスの名門ラムルー管弦楽団は、一時期 沈滞していたが、1993年に、日本人の指揮者の 佐渡裕が首席指揮者に就任し、活気を取り戻した。
ラムルーは、ワーグナーの作品を意欲的にパリに 紹介したが、亡くなる数日前、最後に指揮をしたのが 「トリスタンとイゾルデ」だった。
ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」は、 作曲者自身の台本で書かれた3幕からなる楽劇で、 伝説を巧みに扱っている。
マルケ王の甥で騎士のトリスタンと、アイルランドの 王女イゾルデの宿命的な恋愛悲劇で、主人公二人の 恋愛の内面の世界を描いている。
第2幕、第2場で歌われる二重唱「ああ、われらを とざせ、愛の夜よ」は、古今の愛の二重唱のうち 最高の傑作といわれる。
第1幕 アイルランド沖の船上 第2幕 コーンウォールのマルケ王の城中 第3幕 フランス西北部ブルターニュにあるトリスタンの城
1865年6月10日ミュンヘンで初演された。
第1幕 前奏曲
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー ♪ 私が聴いた音源 ♪
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