【 ヴァイオリン協奏曲 第2番 嬰ハ短調 Op. 129 】
ショスタコーヴィチ,ディミトリー 〔ソ連〕 (1906.09.25〜1975.08.09) 68歳 心臓病
「ヴァイオリン協奏曲 第2番」は、 ショスタコーヴッチの 最後の協奏曲で、1967年の春に ダヴィド・オイストラフの還暦記念作品として作られた。 (オイストラフの還暦は翌年だったが・・・)
初演は、その年の9月26日にオイストラフの ヴァイオリンとキリル・コンドラシンの指揮、 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団によって モスクワで行なわれ、オイストラフに捧げられた。
ショスタコーヴッチ晩年の作風を典型的に現す作品で、 哲学的ともいえるような静かなモノローグと、するどく 辛らつな音色を伴うスケルツォ的な要素、という 2つの対照的な曲想が互いに中和することなく、 併存しあった風変わりな作品である。
3楽章からなり、各楽章の後半に 独奏ヴァイオリンによるカデンツァが奏される。
第1楽章 Moderato 第2楽章 Adagio 第3楽章 Adagio-Allegro
(ヴァイオリン) ジャニーヌ・ヤンセン (管弦楽) スウェーデン放送交響楽団 (指揮) アンドレス・オロスコ=エストラーダ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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