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...... 2020年09月09日 の日記 ......
■ 《 ギリシャ神話を現代化 》   [ NO. 2020090901-1 ] e_or

【 喜歌劇「美しきガラテア」序曲 】

スッペ,フランツ・フォン 〔墺〕
(1819.04.18〜1895.05.21) 76歳



音楽喜劇のオペレッタ(喜歌劇)は
オッフェンバックに代表されるフランスのオペレッタと、
ウィーンのオペレッタの2つの系統があるが、
ウィン風オペレッタの創始者がスッペである。

彼はウィーン音楽院で学び、21歳からウィーンの
各劇場で楽長として、通俗劇の劇中音楽などを
指揮していた。

39歳のときにオッフェンバックの
オペレッタ「提灯結婚」を観て以来、オペレッタの
創作を志し、いくつかの作品を出した後に
「美しきガラテア」を書いた。

1865年に作曲し、その年の9月9日ウィーン郊外の
レオポルトシュタットのカール座で、
スッペの指揮のもとに初演された。
彼は亡くなるまでの31年間、
レオポルトシュタット劇場の楽長として活躍した。

喜歌劇「美しきガラテア」は、ギリシャ神話を
現代化したもので、彫刻家のピグマリオンは
美しい女の石像を作り、ガラテアと名付けた。

富豪ミダスはこの石像を買う交渉をするが、
ピグマリオンは申し出を断って石像を壊そうとした。
ピグマリオンを憐れんだ女神ヴェヌスは、
ガラテアに人間の生命を与えた。

ガラテアとピグマリオンはお互いに愛を感じるが、
ガラテアは、次第に移り気になってしまった。
ミダスがたくさんの宝石を持って現われるのを見た
ピグマリオンは、女神ヴェヌスにガラテアを
再び石にしてくれるよう頼む。

石になったガラテアを、ピグマリオンはミダスに
「ガラテアをどうぞお持ちください」と、
売り付けるという筋になっている。



(管弦楽)モントリオール交響楽団
(指揮) シャルル・デュトワ  
      ♪ 私が聴いた音源 ♪





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