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...... 2020年09月10日 の日記 ......
■ 《 オペラ・セリエ 》   [ NO. 2020091001-1 ] v

【 ミゼレーレ 】

ヨンメッリ,ニコロ 〔伊〕
(1714.09.10〜1774.08.25) 59歳



イタリア古典音楽の作曲家のヨンメッリは、
306年前の9月10日にナポリ近郊の
アヴェルサで生まれた。
1771年に脳硬塞を発症したが、その後も
作曲活動を続け、3年後の8月25日に
ナポリで59年の生涯を閉じた。

彼はナポリ楽派の代表的なオペラ作曲家だが、
作品の特徴は、部分的にドイツ・オペラの
特徴である器楽伴奏の重視、堅く充実した
和声など、ドイツの様式を取り入れている。

旋律の才と高度で巧みな対位法の技術は、
オペラや宗教音楽のソロ・パートにうかがえる。
劇的で写実的な表現を追求して作品を書いた
ヨンメッリは、「イタリアのグルック」と称せられた。

カンタータやオラトリオ、その他の宗教音楽も
作曲しているが、オペラ作品が重要である。

ヨンメッリはオペラ・セリエ(正歌劇)を得意と
していたが、次第にオペラ・ブッファ(喜歌劇)が
喜ばれるようになった。

「ミゼレーレ」(主よ、憐れみたまえ)は、
ヨンメッリが死の直前に書き、最後の作品と
なった声楽曲で、ソプラノ2人、弦楽合奏、
オルガンの編成の作品である。




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