【 星めぐりの歌 】
宮沢 賢治 〔日〕 (1896.08.27〜1933.09.21) 47歳
詩人・童話作家・農業指導家・教育者の 宮沢賢治は、 明治29年8月27日 岩手県花巻市で生まれた。
多才の人で、幼少の頃からから音楽に親しみ、 賢治がもっとも愛したものの一つだった。
25歳の時岩手から上京した際に出会った チャイコフスキーやショパン、ベートーヴェンの 音楽は、のちの創作活動に多大な影響を 及ぼすほど、彼の心をひきつけた。
とりわけベートーヴェンの「運命」や「月光」 といった作品は賢治に大きなショックを与えた。
また賢治は、聴くばかりではなく自らも チェロを演奏した。 花巻農学校の教師時代には、生徒のために 曲を作り、また演奏指導も熱心に おこなっていたようだ。 そんな、“音楽愛好家”としての賢治の 自画像的作品が「セロ弾きのゴーシュ」だった。
賢治が作詞・作曲した「星めぐりの歌」は、 著書「双子の星」や「銀河鉄道の夜」にも登場する。 主旋律は親しみやすい五音音階で構成されていて、 様々に使われている。
(チェロ) 藤原真理 (シンセサイザー) 三宅一徳・編曲 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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