【 弦楽四重奏曲 第20番 ニ長調 K.499 】
モーツァルト,ヴォルフガング・アマデウス 〔墺〕 (1756.01.27〜1791.12.05) 35歳
モーツァルトは生涯に20曲以上の弦楽四重奏曲を 作曲しているが、このジャンルの最初の作品は、 1770年3月15日に書き上げた「ト長調」で。 当時イタリアで最も優れた器楽作曲家の ボッケリーニとサンマルティーニの影響によるものだった。
作品14から作品19までの「ハイドン・セット」と 作品21から作品23までの「プロシャ王セット」に はさまれた「弦楽四重奏曲 第20番」は、 通称「ホフマイスター」と呼ばれ、友人で出版社の フランツ・アントン・ホフマイスター(1754〜1812) のために作曲された。 彼は晩年のモーツァルトからの借金に応じている。
この作品は特徴は、この時代にはやや珍しく、 ポリフォニーが多く用いられている。 第2楽章のメヌエットとトリオにそれは顕著である。 内容、形式共に厳格でありながら、軽やかで 豊かな音の響きをもっている。 1786年8月19日にウィーンで完成された。
第1楽章 Allegretto 第2楽章 Menuetto : Allegretto 第3楽章 Adagio 第4楽章 Allegro
(演奏)アルバン・ベルク四重奏団 ♪ 私が聴いた音源 ♪
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