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...... 2020年08月18日 の日記 ......
■ 《 音楽教育者 》   [ NO. 2020081801-1 ] e_o

【 ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 7 】

シューマン,クララ〔独〕
(1819.09.13〜1896.05.20) 76歳

ヴィーク,フリードリヒ〔独〕
(1785.08.18〜1873.10.06) 88歳



音楽教育者として知られているシューマンの
妻のクララの父のヴィークは、235年前の
8月18日にウィッテンベルク近郊のプレッチュで
生まれ、ドレスデン近郊のロシュヴィッツで
88年の生涯を閉じた。

若いころは神学を学んだが、後にピアノ工場と
楽譜出版社を創立した。

クララの母になる最初の妻は歌手だったが、
クララが幼いときに離婚をし、その後
20歳年下のフェフナーと再婚した。

ヴィークは、クララだけに音楽教育をし、
他の子供は放棄したといわれる。
クララは12歳のころから、ピアニストとして
ヨーロッパ各地を回り演奏活動をした。

音楽教育者として多くの弟子を育てたが、
シューマンも2年間ヴィークに教わり、
そのときにクララと親しくなった。
しかし、ヴィークは二人の結婚には反対をし、
訴訟をおこしたが、結婚の3年後には
和解している。

クララは作曲家としても作品を残しているが、
13歳のときに着手しその後、加筆修正が加えられ、
1835年に完成した「ピアノ協奏曲 イ短調 作品7」は、
コンチェルトシュトゥック(自由な協奏曲)で、
3つの楽章からなるが、続けて演奏される。

2楽章の「ロマンツェ」では、ピアノとチェロの
二重奏とティンパニーのみで演奏される部分もある。

完成の年の11月9日に、クララのピアノと
メンデルスゾーンの指揮で初演された。

クララの作品も演奏も、聴き手の心の深くに
入り込むような 温かで豊かなものだった。

10年後には、夫のシューマンも同じ調性の
「ピアノ協奏曲 イ短調 作品54」を作曲している。

    第1楽章 Allegro maestoso
    第2楽章 Romanze: Andante non troppo con grazia
    第3楽章 Finale: Allegro non troppo - Allegro molto



          (ピアノ)伊藤 恵
          (管弦楽)HHK交響楽団
          (指揮) 凖・メルクル
            ♪ 私が聴いた音源 ♪





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