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...... 2020年07月29日 の日記 ......
■ 《 子どものために 》   [ NO. 2020072901-1 ] s

【 ユーゲント アルバム Op. 68 】

シューマン,ローベルト・アレクサンダー〔ドイツ〕
(1810.06.08〜1856.07.29) 46歳



シューマンは1854年2月6日、精神錯乱が
最悪の状態に達し、ライン川に身を投げた。
その後、精神病院に収容され、クララと
子どもたちとの面会は許されなかった。

翌年の9月には、病院側から回復の見込みが
ないことを告げられ、ついに回復することもなく、
164年前の7月29日午後4時、病院にかけつけた
クララとブラームスに見守られながら
静かに世を去った。

シューマンの初期の作品は、ほとんどが
ピアノ曲だったが、30歳のときにクララと
結婚してからは、あらゆる分野の作曲を始めている。

シューマンは男女4人ずつ8人の子どもをもうけたが、
子どもたちを大変可愛がり、深い愛情を注いだ。

7歳になった長女マリーの誕生日のために書いた
ピアノ曲集が「ユーゲント アルバム」で
43曲の可憐な小曲が集められている。

作品15の「子供の情景」は、親が自分の
子供の頃を回想して、成長した子どもに
与えたもので。作品68は子どものために
将来をのぞこうというものである。

「喜んでピアノをひくこどもたちのクリスマスのアルバム」
ともいい、子どもに弾けるように技術的に
やさしいものだが、珠玉のような極めて
短い名曲が集められている。

第1曲  メロヂィ             
第2曲  兵士の行進            
第3曲  はなうた             
第4曲  コラール             
第5曲  小曲               
第6曲  あわれな孤児           
第7曲  狩りの歌             
第8曲  乱暴な旗手            
第9曲  小さな民謡            
第10曲 楽しき農夫            
第11曲 シチリア風に           
第12曲 サンタクロースのおじいさん    
第13曲 愛しい五月よ、お前はまたやってきた
第14曲 小さな練習曲           
第15曲 春の歌              
第16曲 最初の悲しみ           
第17曲 朝の散歩             
第18曲 草刈り歌             
第19曲 小さなロマンツェ         
第20曲 田舎ふうな歌           
第21曲 ★★★              
第22曲 ロンド              
第23曲 曲馬               
第24曲 収穫の歌             
第25曲 劇場からのひびき         
第26曲 ★★★              
第27曲 カノンふうの歌          
第28曲 追憶               
第29曲 他国の人             
第30曲 ★★★              
第31曲 戦争の歌             
第32曲 シェラザード           
第33曲 ぶどう摘みの歌ー嬉しい時     
第34曲 テーマ              
第35曲 ミニョン             
第36曲 イタリア水夫の歌         
第37曲 水夫の歌             
第38曲 冬期 l              
第39曲 冬期 ll              
第40曲 ちいさなフーガ           
第41曲 ノルウェーの歌          
第42曲 装飾されたコラール        
第43曲 大晦日の歌            






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