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...... 2020年07月24日 の日記 ......
■ 《合唱界に寄与》   [ NO. 2020072401-1 ] v

【 ふるさと 】

磯部 俶
(1917.07.24〜1998.11.25) 81歳



磯部俶は、大正6年7月24日に東京で生まれた。
早稲田大学文学部芸術学科に在学中から作曲を学び、
卒業後は、作曲家・合唱指揮者として活躍した。
早稲田大学グリークラブの専任指揮者を務めたが、
その他多くの合唱団の指導にもあたった。

全日本、東京、神奈川の合唱連盟の役員も務め、
合唱界に大きく寄与した。
昭和30年、新しい子どもの歌の創作活動として
「ろばの会」を結成し、多くの名曲を生み出した。

晩年まで創作意欲は衰えることなく、最期の
床につくまで、五線紙にペンをはしらせていた。
平成10年11月25日に鎌倉の病院で
呼吸不全のため、81歳で世を去った。

磯部俶が作詞作曲した「はるかな友に」は、
あまりに有名だが、優しくもせつない旋律の
「ふるさと」は、室生犀星が20代のときに
書いた詩で、詩集「抒情小曲集」の中の
『小景異情(その2)』である。



♪ ふるさと

ふるさとは 遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや



(バリトン)草野道広
(ピアノ) 中村展子
♪ 私が聴いた音源 ♪
 




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