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...... 2020年07月25日 の日記 ......
■ 《 ピアノの入門書 》   [ NO. 2020072501-1 ] s

【 バイエル Op. 101 】

バイエル,フェルディナント 〔独〕
(1806.07.25〜1863.05.14) 56歳



ドイツで活躍した作曲家、ピアニスト、教育者の
バイエルは、214年前の7月25日にハレ近郊の
クヴェアフルトで生まれ、マインツで
56年の生涯を閉じた。

バイエルといえば、ピアノ教則本「バイエル」の
著者だが、彼はピアノ用の小品や、当時流行していた
管弦楽曲やオペラの旋律などをピアノ用に
編曲をしたことでも知られている。

ピアノ教則本「バイエル」は、作品番号が101番
なので、ピアノ以外の作品も多くあるようだが、
現在聴かれることはほとんどない。

この教則本の原題は「ピアノ奏法入門書」といい、
明治時代に音楽取調掛(東京芸大の前身)が、
ピアノ教材として取り入れたことが、
日本で広まるきっかけとなった。

そのときに輸入された15種類75册の楽譜のうち、
20册がこの教則本だったという。
それらはすべて英語版だったので、当時は英語風の
発音で、「バイアー」とか「バイヤー」と呼ばれた。

教則本の内容は、初歩の楽典からはじまり、
楽譜の読み方、指の動かし方などのピアノの
基本的な奏法を、106の練習曲によって段階的に
学べるように工夫されている。

原著は1844年ごろ発行されたといわれ、
バイエルと並んでピアノ教則本で有名なツェルニーは
「もっとも完全で実用的な教則本である」と
太鼓判を押したといわれている。






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