【 ピアノ協奏曲 ハ短調 Op. 12 】
ピエルネ,ガブリエル 〔仏〕 (1863.08.16〜1937.07.17) 73歳
近代フランスの作曲家、指揮者のピエルネは、 声楽科教師の父とピアノ教師の母との間に、 ロレーヌ地方のメッツで生まれた。
12歳のときに「ピエルネのセレナーデ」を書いて以来、 多くの種類の作品を書いた。
パリ音楽院でマスネに作曲を、フランクから オルガンを学び、フランクの後継として 教会オルガニストをつとめ、また指揮者としても活躍した。
在学中の19歳のときに作曲した カンタータ「エディト」で、作曲家の登竜門の ローマ大賞を得てローマに留学した。
1903年以来、パリの4大交響曲団の一つの コンセール・コロンヌの指揮者をつとめた。 83年前の7月17日にブルターニュ地方の プルジャンで73年の生涯を閉じた。
軽快で明るい作品を書いたピエルネは、 エレガントで鋭敏な想像力と、しなやかで デリケートなエスプリを持ち、魅力にみちた 旋律や細やかなニュアンスや、極めて洗練された 味わいをもって、常に人をひきつける 作曲家であるといわれた。
1887年ピエルネ24歳の年に作曲した 「ピアノ協奏曲」は、イタリア滞在の余韻が感じられる 明るい雰囲気の作品で、サン=サーンスの 「ピアノ協奏曲第2番」の影響が感じられる。
第1楽章 Allegro(Maestoso-Allegro deciso) 第2楽章 Scherzando(Allegro scherzando) 第3楽章 Final(Allegro un poco agitato)
(ピアノ) スティーヴン・クームズ (管弦楽) BBCスコットランド交響楽団 (指揮) ロナルド・コープ ♪ 私が聴いた音源 ♪
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