 【 歌劇「ダントンの死」組曲 Op.6a 】
アイネム,ゴットフリー・フォン 〔オーストリア〕 (1918.01.24〜1996.07.12) 88歳

オーストリアの最も有名なオペラ作曲家の アイネムはスイスのペルンで生まれ, 24年前の7月12日にニーダーエステライヒ州の オーバーデュルンバッハで世を去った。
中学時代からヒンデミットの指導を受けている。
ベルリン国立歌劇場、バイロイト祝祭劇場、 ドレスデンなどの歌劇場で活躍した。
12音技法やジャズ的表現を用いた作品や 新古典主義的傾向を示した歌劇、 バレエ音楽などの作品を残している。
47歳のときから、ウィーン音楽大学の作曲科の 教授として、多くの弟子を育てた。
彼の名が二十世紀音楽史に轟いたのは ゲオルク・ピュヒナーの戯曲に音楽をつけた、 フランス革命を題材とした4幕の 歌劇「ダントンの死」である。 1947年、ザルツブルク音楽祭で初演され、 センセーショナルを巻き起こした。
急病のクレンペラーに代わり、指揮をした フリッチャイが伝説的な成功をおさめ、 天才フリッチャイ大躍進のきっかけを作り、 アイネム自身も大いに栄光を得た。
その後、このオペラから4曲からなる組曲を作り、 1949年にバーデン=バーデンで初演された。 管弦楽組曲「ダントンの死」は 明快で躍動感あふれるリズム、色彩豊かな 管弦楽法など親しみやすい曲調となっている。
第1楽章 Presto 第2楽章 Molto sostenuto 第3楽章 Im Tempo des franzosischen Geschwindmarsches 第4楽章 Molto Allegro

(ピアノ)コンスタンティン・リフシッツ (管弦楽)ウィーン放送交響楽団 (指揮) コルネリウス・マイスター ♪ 私が聴いた音源 ♪
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