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...... 2020年07月05日 の日記 ......
■ 《 最後の演奏会 》   [ NO. 2020070501-1 ] s

【 即興曲 D.935 Op. 142 】

シューベルト,フランツ・ペーター 〔墺〕
(1797.01.31〜1828.11.19) 31歳  チフス

バックハウス,ウィルヘルム 〔独〕
(1884.03.26〜1969.07.05) 85歳  心臓病



ピアニストのバックハウスは、ライプツィヒで生まれ
母親からピアノの手ほどきを受けた。
7歳でライプツィヒ音楽院に入学し、16歳で
ピアニストとしてデビューした。

42歳までマンチェスター王立音院などで教鞭を
執ったが、その後は演奏活動に専念した。

ヒトラーがバックハウスのファンで、ナチスの
宣伝に利用された時期もあったが、
62歳のときにスイスに帰化した。

1954年に来日し演奏会が行なわれたが、
そのときの演奏はCD化されている。

彼の最後の演奏会となったのは1969年
6月28日のことだったが、演奏の途中で
心臓発作を起こしてしまった。

しかし、休憩後再び演奏を続けた。
そして最後に弾いた曲が、シューベルトの
「即興曲作品142ー2」だった。
その7日後の7月5日85年の生涯を閉じた。

シューベが亡くなる前年の1827年に作曲した
ピアノ曲の「即興曲」は、作品90に含まれる
4曲と、作品142の4曲、あわせて8曲ある。

「作品142」は、シューベルトの死後
1838年になってようやくディアベリ出版社から
出版され、これをリストに捧げている。

         第1番 Allegro Moderato
         第2番 Allegretto
         第3番 Andante
         第4番 Allegro scherzando



(ピアノ)ウラディーミル・ホロヴィッツ
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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