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...... 2020年06月21日 の日記 ......
■ 《 うぐいすとばら 》   [ NO. 2020062101-1 ] v

【 東洋のロマンス 】

リムスキー・コルサコフ,ニコライ・
         アンドレイ・ヴィチ 〔露〕
(1844.03.18〜1908.06.21) 64歳 狭心症



リムスキー=コルサコフの晩年は、音楽院の
教授を勤めながら、海軍軍楽隊の指揮者として、
宮廷礼拝堂の副指揮者として活躍した。

音楽院教授としての34年間の在職中には
数えきれないほど多くの弟子を養成したが、
最晩年に狭心症を患っていて、106年前の
6月21日にペテルブルクで64歳の生涯を閉じた。

父は官吏だったが、一族には海軍の軍人が多かった
関係から、12歳で海軍兵学校に入学し、
士官候補生として、6年間ここで過ごした折、
本格的な芸術音楽に接した。

遠洋航海の生活を3年間経験しているが、
彼の作品に東洋的な情緒感が漂うのは、
そのときに東洋の国々の港に寄港したときの
体験によるものである。

リムスキー・コルサコフは、「東洋のロマンス」を
1866年の春に作曲している。
このころ、彼は海軍に籍をおいていた。

「4つの歌 Op.2」の第2曲が、A・コルツォフの
詩による「東洋のロマンス」で、「うぐいすとばら」
と訳されているものもある。
全部で50曲くらいしかないリムスキー・コルサコフの
歌曲の中では、最も親しまれているものである。

彼の音楽の主要な特色をなすイスラム系音楽で
アラビア風音階を中心に、しみじみとうたわれる
愛の歌で、ピアノの前奏に現れる、うぐいすの
鳴き声を模倣した東洋的主題が、歌の最後で
ハミングで使われるのは効果的である。



バラを愛して、鶯は昼も夜もうたうが、
バラは黙っている。
同じように恋い慕う人に夢中になった男は
胸の内をうたうが、可憐な娘は、
夜にたかめられる悩みと悲しみが
いかにうたわれているか知りもしない

(歌詞大意)



(編曲ーA.タルクマン)

(ソプラノ)アイーダ・ガリフッリーナ
(管弦楽) ウィーン放送交響楽団  
(指揮)  コルネリウス・マイスター
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





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