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...... 2020年06月20日 の日記 ......
■ 《 バレエ音楽として 》   [ NO. 2020062001-1 ] e_or

【 バレエ音楽「パリの生活」】

オッフェンバック,ジャック 〔仏〕
(1819.06.20〜1880.10.05) 61歳



十九世紀後半のパリを中心に活躍した
オッフェンバックは、フランス人作曲家ということに
なっているが、ドイツ生まれのユダヤ人である。
201年前の6月20日にケルンで生まれた。

オッフェンバックの本名は
ヤーコブ・エーベルストなのだが、父が
オッフェンバッハ・アム・マインの出であるため、
オッフェンバックと名のるようになった。

父は、製本業のかたわら、ユダヤ教会の先唱者を
つとめていたが、家庭ではヴァイオリン・フルート・
ギターを教え、機会音楽(特定の式典などの
機会のために作られた音楽)の作曲もした。

ジャックの教育は先ず父親によって始められ、
後にフランスで勉強をし、第二帝政時代の代表的
オペラ・ブッファ(喜歌劇)の作曲家として活躍した。

フランスの第二帝政時代、この帝政と結びついていた
オッフェンバックは、1870年の普仏戦争とそれに伴う
ナポレオン三世の第二帝政の崩壊で不利な状態となり、
一時はイタリアとスペインに逃れていたが、
3年後には帰国してパリで活動を始めている。

彼は自分で劇場を持っていたので、そこで数多くの
作品を上演させていた。

多年の過労のため、健康に衰えをみせてきた彼は、
書けるうちに喜歌劇ではなくて本格的な歌劇、
それも不朽の名作を作曲しようと考えた。
そして手掛けたのが、彼の唯一の歌劇となる
「ホフマン物語」だが、その後病勢は悪化し、
後わづかで仕上げというところで、
61年の生涯を閉じてしまった。

最後の完成は、エルネスト・ギローの手によって行われ、
死の翌年初演された。

「パリの生活」は、指揮者のロザンタールによって
編曲され、「パリの喜び」として、
フランス・バレエ名曲集におさめられている。

1、序曲     
2、ポルカ    
3、ワルツ・レント
4、行進曲    
5、カンカン   



ー 序曲 ー

(管弦楽)フィルハーモニア管弦楽団
(指揮) ネヴィル・マリナー   
       ♪ 私が聴いた音源 ♪





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