【 ユモレスク集 Op. 6 】
グリーグ,エドヴァルド・ハーゲループ〔ノルウェー〕
（1843.06.15〜1907.09.04） 64歳
４つの小品で構成されている「ユモレスク集」は、
ピアノののための作品で、１８６５年グリーグ
２２歳のときに作曲した。
献呈した一つ年上にあたるノルウェーの作曲家
リカード・ノードローフは、共にドイツで音楽の勉強を
しているが、その後二人が出会ったのは、留学後
間もないころデンマークのコペンハーゲンの街だった。
ノードローフは、北欧の民族音楽の分野を
確立するという大きな目標をもった人物で、
グリーグはノードローフの考えに強い影響を受け、
それまでのドイツロマン主義の流れに従った
音楽作りから、ノルウェーの民族音楽に目指した
作品作りへと作風を大きく転換することになった。
「ユモレスク集」は、この転換点を示す作品と
位置づけられ、メンデルスゾーンやシューマンの
影響と、後のグリーグの作品に特徴的な
ノルウェーの民族的な味わいが共に感じられる
ピアノ曲集である。
No. １. Tempo di valse
No. ２. Tempo di minuetto ed energico
No. ３. Allegretto con grazia
No. ４. Allegro alla burla
（ピアノ）アイナーステン・ネクレベア
♪ 私が聴いた音源 ♪
|
|
