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...... 2020年06月11日 の日記 ......
■ 《 父に捧げる 》   [ NO. 2020061101-1 ] e_co

【 ホルン協奏曲 第1番 変ホ長調 Op. 11 】

リヒャルト・シュトラウス,ゲオルク〔独〕
(1864.06.11〜1949.09.08) 85歳 心臓病



R.シュトラウスは、ミュンヘン宮廷管弦楽団の
第1ホルン奏者のフランツを父に、ビール製造業者の
娘ヨゼフィーネを母として156年前の
6月11日にミュンヘンで生まれた。

父は音楽家として相当の実力のあった人で、
ミュンヘン音楽院の教授、王立バイエルン室内楽奏者、
ミュンヘン国立歌劇場の首席ホルン奏者として活躍し、
ホルンのヨアヒムと呼ばれていた。
彼の祖先にも、室内楽奏者になった人がいる。

彼の父がホルン奏者として腕達者であったこともあって、
R.シュトラウスは早くからホルンに対してかなりの
造詣をもち、変ホ長調のホルン協奏曲を2曲残している。
父に捧げられた第1番は18歳の1882年に、
第2番は60年を隔てた78歳の1942年に作られた。

12歳のときには「祝典行進曲作品1」を書いたが、
さらに、室内楽曲、歌曲、管弦楽用セレナード、
協奏曲などを作曲している。

第1番を作曲したころは、ミュンヘン大学で哲学、
美学、文化史の講義を聞き、ショーペンハウアーに
傾倒していた。

原題は
「ヴァルトホルンと管弦楽のための協奏曲ホ長調」で、
モーツァルト、メンデルスゾーン、シューマンの
影響が感じられる。

高齢の父は公開の場では演奏しなかったので、
1885年3月4日にマイニンゲンの宮廷劇場で初演された。

3楽章からなるが、それぞれ続けて演奏される。

          第1楽章 Allegro
          第2楽章 Andante
          第3楽章 Rondo Allegro



(ホルン) ラルス・ミヒャエル・ストランスキー
(管弦楽) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)  アンドレ・プレヴィン       
             ♪ 私が聴いた音源 ♪





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