【 交響曲 第2番 ロ短調 Op. 16 FS 29 】
ニールセン,カルル・アウグスト〔デンマーク〕 (1865.06.09〜1931.10.03) 66歳
グリーグ(ノルウェイ)以降における北欧の 代表的音楽家であるデンマークの作曲家ニールセンは、 シベリウス(フィンランド)と同じ1865年に、 アンデルセンの出身地のオーデンセ近郊で 6月9日に生まれた。
父親は片田舎の音楽師で、 貧しいながらも 音楽を愛する家庭で、12人の子どもを育てた。
ニールセンも、歩兵連隊のトランペット奏者を していたが、コペンハーゲン音楽院で学んでからは、 王立管弦楽団でヴァイオリン奏者をつとめた。 後に同団の楽長になり母校でも教えたが、 コペンハーゲンで66年の生涯を閉じた。
ニールセンは、全ての分野の作品を書いているが、 作品番号のないものが多いため、ダン・フォウ(Dan Fog)と トーベン・スコウシポー(Torben Schousboe)が 1965年に作成した作品目録のFS番号が 分類番号として用いられている。
6曲ある交響曲は、27歳のときに1番を、60歳で 最後の6番を作曲した。
1892年 第1番 作品7 FS.16 1902年 第2番 作品16 FS.29「四つの気質」 1911年 第3番 作品27 FS.60「広がり」 1916年 第4番 作品29 FS.76「不滅」 1922年 第5番 作品50 FS.97 1925年 第6番 FS.116「シンプル」
2番は4楽章の速度記号の後に、それぞれ 4つの気質が書かれている。
第1楽章 Allegro collerico 第2楽章 Allegro comodo e flemmatico 第3楽章 Andante malincolico 第4楽章 Allegro sanguineo
第1楽章 胆汁質ー短気で怒りっぽい 第2楽章 粘液質ー鋭く冷静、知的 第3楽章 憂鬱質ー陰気でメランコリック 第4楽章 多血質ー陽気で活発な性格
初演は、作曲の年の12月1日に ニールセンの指揮により行なわれた。
(管弦楽)シュトゥットガルト放送交響楽団 (指揮) ロジャー・ノリントン ♪ 私が聴いた音源 ♪
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