【 ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op. 47 】
シューマン,ローベルト・アレクサンダー(独〕 (1810.06.08〜1856.07.29) 46歳 精神錯乱
ロマン派音楽を代表するシューマンは、210年前の 6月8日、ドイツのザクセンのツヴィッカウで生まれた。 彼の父は自らも著述をし、詩の翻訳をしたりして 文学に深い関心を持つ真面目な勤勉家の書籍商だった。
父より2歳年上の母は高い教養をもった外科医の娘で、 感傷的、幻想的、夢想的な性格をもち、シューマンは 両親の性格をいろいろと受けついで成長していった。
両親は、6人の子どもをもうけたが、そのうちの1人は 幼少で死んでしまい、シューマンは末子だった。 姉と兄たちは、シューマンよりかなり早く世を去っている。
16歳のときに父が亡くなり、母の希望で ライプツィヒ大学に入学し、法律を学んでいたが 音楽家への道に変更し、後に妻となる クララの父のヴィークに弟子入りした。
シューマンが32歳の年の1842年は 「室内楽曲の年」といわれ、弦楽四重奏曲を3曲、 続いてピアノ五重奏曲、その後に書いたのが ピアノ四重奏曲だった。
ピアノ五重奏曲とピアノ四重奏曲は、どちらも シューマン好みの変ホ長調で書かれていて、 ロマン的で輝かしさをもった曲である。
第1楽章 Sostenuto assai-Allegro ma non troppo 第2楽章 Scherzo: Molto vivace 第3楽章 Andante cantabile 第4楽章 Finale: Vivace
(ピアノ) マルタ・アルゲリッチ (ヴァイオリン)ルノー・カプソン (ヴィオラ) リダ・チェン (チェロ) ゴーティエ・カプソン ♪ 私が聴いた音源 ♪
【 弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op. 41-3 】は 2020年6月7日に掲載
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