[PREV] [NEXT]
...... 2020年06月06日 の日記 ......
■ 《 通俗的 》   [ NO. 2020060601-1 ] e_or

【 組曲「仮面舞踏会」】

ハチャトゥリアン,アラム・イリイチ〔露〕
(1903.06.06〜1978.05.01) 75歳



現代ソ連音楽を代表するアルメニア人の
ハチャトゥリアンは、111年前の6月6日に
グルジアの首都トビリシで生まれた。
彼の両親は、その少し前にアゼルバイジャンから
移住してきたばかりで、 製本屋をしていた。

19歳のときに音楽学校に入るまで、正規の
音楽教育は何も受けてなかったが、
外コーカサス地方の様々な民族音楽に
親しむ機会は多く、彼の音楽性を考える上で、
これらの民族の要素は重要な意味をもっている。

1922年モスクワの音楽学校に入り、
初めチェロを、ついで作曲を学んだ。

組曲「仮面舞踏会」はロシアの文豪
レールモントフの同名の戯曲につけた音楽から
編曲されたものである。

帝政ロシアの貴族社会の虚偽と腐敗を描き、
その中で嫉妬にかられた夫が、愛する妻を
殺してしまうという内容の悲劇で、こ
の劇が上演された際に作曲された。

その4年後に組曲に編曲され、
その翌年の1944年に初演された。

この曲はハチャトゥリアンの作品の中では、
通俗的性格の強いもので、手法的の上からも
西ヨーロッパの舞踏音楽の影響がみとめられるが、
やはりアルメニア人としての彼の個性は
随所にうかがえる。

舞踏会の華やかな光景をほうふつとさせる
第1曲に始まり、5曲からできていて、
全てオーソドックな三部形式で書かれている。

第1曲 ワルツ 
第2曲 夜想曲 
第3曲 マズルカ
第4曲 ロマンス
第5曲 ガボット



(管弦楽)モスクワ放送交響楽団     
(指揮) ウラディーミル・フェドセーエフ
        ♪ 私が聴いた音源 ♪





...... トラックバックURL ......
  クリップボードにコピー

...... 返信を書く ......
[コメントを書く]
タイトル:
お名前:
メール:
URL:
文字色:
コメント :
削除用PW:
投稿キー: