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...... 2020年06月02日 の日記 ......
■ 《 ファゴットと管弦楽のために 》   [ NO. 2020060201-1 ] e_or

【 ロマンス Op. 62 】

エルガー,エドワード〔英〕
(1857.06.02〜1934.02.23) 76歳



近代イギリスを代表する作曲家のエルガーは
163年前の6月2日にイギリスのウスター近郊の
ブロードヒースで生まれた。
父は楽器商で、教会オルガニストを兼ねていて、
エルガーは父から手ほどきを受けた。

数人の師に短期間学んだが、ほとんど独学で
ヴァイオリン演奏、作曲に必要な技能を収得し、
郷里の楽壇を振り出しに着々と地位をきずいていった。

彼が作曲家として成功し、大作を次々と発表した
創作活動の最盛期は、41歳から62歳にかけての
約20年間で、二つの交響曲をはじめ
多くの作品を書いた。

重厚なイギリス人らしい風格をそなえながらも、
ほどよいロマン的叙情性をもち、しかも淡い憂愁を
たたえた曲種は、しみじみとしたすてがたい
味わいをもっている。

エルガーの妻アリスは、彼よりも9歳近く年上だが、
麗しい夫婦愛で世に知られていた。
彼女の愛と熱意と信念に鼓舞されて野心的な作品が
作られていった。

イギリス音楽の再生に対して、彼が誰よりも多くを
寄与したことで、1904年に騎士に列せられ、
1931年にはジョージ五世から、準男爵の位を授けられた。

ファゴットと管弦楽のための「ロマンス」は
1910年に作曲した。

エルガーは若き日に友人達と木管五重奏で
ファゴットを吹いていたこともあり、ファゴットに
特別の愛着があった。



(ファゴット)グレアム・シーン    
(管弦楽)  BBC交響楽団      
(指揮)   アンドリュー・デイヴィス
        ♪ 私が聴いた音源 ♪




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