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...... 2020年06月03日 の日記 ......
■ 《 三角関係の悲劇 》   [ NO. 2020060301-1 ] e_o

【 歌劇「真珠とり」】

ビゼー,ジョルジュ 〔仏〕
(1838.10.25〜1875.06.03) 37歳 心臓病



ビゼーの父は声楽教師、母はピアノ奏者という
恵まれた環境の家に育ち、幼少から音楽的才能を示し、
多くの作品を作曲したが、20代後半から
酒に親しみ、次第に健康が損なわれた。

ドビュッシーに「彼はあまりにも若く死んだ」と
言わせたビゼーは、139年前の6月3日パリ近郊の
ブジヴァルで心臓病のため37年の生涯を閉じた。

「僕は今にもまして、モーツァルトとロッシーニが
最も偉大な音楽家であることを確信する。
ベートーベンとマイアベーアとを讃美するが、
僕の本性はドラマティックな熱情よりも、単純で
軽い音楽にむいているようだ」と彼は書いている。

モーツァルトの優雅さ、ロッシーニの軽快さに加えて、
彼が尊敬していたベートーベン、また形式上では
ハイドンの影響が感じられる作品を残した。

ビゼーの最初の劇作品の「真珠とり」は、セイロン島を
背景に地方色にとんだ物語りで、尼僧のレイラ、
真珠とりの漁夫ナディール、親分のズルガの
三角関係の悲劇である。

「色彩豊かな美しい表情にとんだ佳曲を
いくつももっている」とベルリオーズが評したが、
3幕の歌劇中、ナディールのロマンスや
レイラのカヴァティーナ、友情の2重唱などは
演奏会でも聴かれる。

「真珠とり」が完成したのは1863年の春で、
9月29日にパリのテアトル・リリックで初演された。



ー 序曲 ー

(管弦楽)コンセール・ラムルー管弦楽団
(指揮) ジャン・フルネ       
         ♪ 私が聴いた音源 ♪





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