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...... 2020年05月30日 の日記 ......
■ 《 抒情的な表現 》   [ NO. 2020053001-1 ] e_o

【 歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」】

サンドナーイ,リッカルド 〔伊〕
(1883.05.30〜1944.06.05) 61歳



イタリア・オペラの作曲家として活躍した
サンドナーイは、137年前の5月30日にトレント近郊の
サッコで生まれ、ペーザロで61年の生涯を閉じた。

ペーザロ音楽学校でマスカーニに学び、
後に母校の校長となった。

28歳のときに上演したオペラ「コンキータ」で
名声を得、プッチーニの後継者として認められた。
その3年後に完成したのがダンテの
「神曲・地獄編」に基ずくダヌンツィオの
悲劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」を原作とした
オペラ「フランチェスカ・ダ・リミニ」で、
プッチーニの影響の濃い作品だが、
より近代的なハーモニーや管弦楽法で、
大変な反響を巻き起こした。

フランチェスカとパオロの密会に逆上した
夫ジョバンニに刺され、2人は殺されるという
悲劇だが、サンドナーイの作品は劇的というより、
抒情的な表現に手腕をみせている。

プッチーニの「トゥーランドット」は、完成間際で
作曲が困難になったとき、サンドナーイに
完成させることをプッチーニも認めたが、
プッチーニの息子に却下され、
補筆したのは、フランコ・アルファーノだった。





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