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...... 2020年05月11日 の日記 ......
■ 《 得意な室内楽作品 》   [ NO. 2020051101-1 ] e_ch

【 ピアノ四重奏曲 第2番 イ短調 Op. 133 】

レーガー,マックス 〔独〕
(1873.03.19〜1916.05.11) 43歳 心筋梗塞



ドイツの近代音楽の始祖といわれるレーガーは、
バイエルンで教師の子として生まれた。
音楽の手ほどきを両親から受け、後に彼の才能を
高く評価した音楽学者のリーマンに学び、
後にレーガーも教師として教えた。

38歳のときに、ザクセンのマイニンゲン公から
宮廷楽長に招かれ、3年後に指揮者の職を退いた。
104年前の5月11日に、ドイツ各地を
演奏旅行しているときに、ライプチヒで
心筋梗塞のため急死した。

初期の創作時代には、体得した豊富な技巧を
器用に使い、近代的なポリフォニーを駆使した
複雑で盛りだくさんの表現をする音楽を書いたが、
中期になると次第に簡素で古典風な構成で
単純化した清浄な作品に転じていった。

レーガーが最初に熱心に研究したのは、
ブラームスの音楽だったが、その後は
バッハとベートーベンに方向を変えた。
ドイツ音楽の「3大B」といわれる、
3大家からの影響を受けたことになる。

さらに、新ドイツ・ロマン派のワーグナー、リスト、
印象主義のドビュッシーなどの新しい和声法を
取り入れ、これを線的対位法と結合させ、
伝統的な三和音和声を発展させて、
独特な様式を作った。
歌劇と交響曲を除く全てのジャンルで、
1000曲近い作品を書いている。

「ピアノ四重奏曲 第2番」は1914年の作品で、
難解といわれるレーガーの作品の中では
比較的親しみやすく、曲のもつ雰囲気からは
敬愛するブラームスへの挨拶のようだとも
いわれている。

    第1楽章 Allegro con passione (non troppo Allegro)
    第2楽章 Vivace
    第3楽章 Largo con gran espressione
    第4楽章 Allegro con spirito



{演奏} エリゼ・ピアノ四重奏団
      ♪ 私が聴いた音源 ♪






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